Programs

賀來寿史 / 賀川剣史 など

OSAKA DESIGN CENTER GALLERY 2025

期間
6/10 tue. - 6/24 tue.
※期間中の休業日:土・日
※Osaka Art & Design 2025の会期は5月28日(水)〜 6月24日(火)
営業時間
9:30-18:00
会場
一般財団法人 大阪デザインセンター

船場から発信する、デザインの力。

古くから繊維の街として発展してきた船場。現在も多くの卸問屋が軒を連ねる船場センタービルの一角に、大阪デザインセンター(ODC)がある。1960年、日本で最初の公設デザインセンターとして設立されて以来、大阪の産業デザインの中心拠点として、デザインを軸とした人と企業のマッチングや事業支援のコンサルティングなど、幅広い取り組みを続けてきた。今回ODCは、会員を中心としたデザイナーやクリエイター、ものづくり企業にスポットライトを当てる作品展「OSAKA DESIGN CENTER GALLERY 2025」を開催する。

賀川剣史『EXIT FLOOR』

個性豊かなクリエイターの競演。

様々なジャンルの才能が集う本展。8組の作家によるユニークな立体作品・平面作品が会場を彩る。
木工家具のアルチザン・賀來寿史は、木と鉄という異素材を融合させたミニマルデザインの美しい椅子を展示。金網メーカーの共和鋼業は、工業用品・産業用品のひし形金網を、繊細なオブジェへと昇華させた。デザイナー・コピーライターの生駒達也は、架空のスポーツチームのユニフォームを制作。大阪ならではのユーモアと遊び心あふれる作品に仕上がった。プロダクトデザイナーの黒田弥生からは、こどもの感性を育む知育玩具「ノシリス」。実際に手にとって、その魅力を体験してほしい。
グラフィックデザイナーの賀川剣史は、視野の増殖をテーマにした作品で、眼前に存在する世界の不確かさを問う。画家の杉山歩は、華道で培った感覚を生かしたみずみずしい植物画を発表。写真家の若林久未来は、日本の伝統技法「墨流し」とヴァンダイクブラウンプリントを融合させ、幻想的な世界観を表現した。
空間デザインを担当するのは、建築家でもある山口暁。光を透過するオーガンジーの布で空間をゆるやかに区切り、作品と対面するための研ぎ澄まされた空間を生み出している。

若林久未来『KOUNRYUSUI -行雲流水・流れるままに(墨流しを用いて)』 Classical photograph®

デザインで、大阪の街を豊かに。

「この展示が、私たちの活動を知っていただくきっかけになれば嬉しい」ODC専務理事の内海美保は、今回の作品展への意気込みを語る。
「ODCには、世界で活躍するデザイナーや新進気鋭のクリエイター、新しい取り組みを行うものづくり企業など、多彩な才能が集まっている。彼らの感性に、ぜひ一度ふれてほしい。そして、独自の歴史と文化を持つ大阪の街を、デザインの力でさらに活性化していきたい。面白くて豊かな街づくりに、少しでも貢献できれば」。
多彩な才能が火花を散らす「OSAKA DESIGN CENTER GALLERY 2025」。この機会に会場で、デザインの持つ力、クリエイターたちの熱量を体感してほしい。

黒田弥生『nocilis®(ノシリス)』

杉山歩『impermanence 008』

生駒達也『Osaka Midnights』

Artist / Brand lineup

- 生駒達也
- 賀川剣史
- 賀來寿史
- 共和鋼業(森永耕治 / 三宅真人)
- 黒田弥生
- 杉山歩
- 山口暁
- 若林久未来
 

Gallery

一般財団法人 大阪デザインセンター

1960年、大阪府・大阪市・大阪商工会議所によって設立された日本で最初の公設のデザインセンター。設立以後、関西における産業デザインの中心拠点として、“デザイン”を軸に人と企業と情報を結びつける活動を続ける。会員コミュニティを中心に「事業支援」「研修/教育」「機会創出」といったソリューションを提供するビジネスコミュニティとしての側面も持ち、コミュニティ内での内的な活動の他、ODCが組織したチームで外部組織へのソリューションの提供も行っている。
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〒541-0055

大阪市中央区船場中央1-3-2-101 船場センタービル2号館1階