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B-OWNDアーティスト「古賀崇洋・宮下サトシ・今村能章・奥直子」

現代ウルトラマン陶芸

期間
6/11 wed. - 6/17 tue.
※Osaka Art & Design 2025の会期は5月28日(水)〜 6月24日(火)
営業時間
平日 11:00~20:00 土・日・祝 10:00~20:00
会場
阪急メンズ大阪 1階 プロモーションスペース11

現代に生きるウルトラマンと怪獣は、環境危機や社会的不平等、 そしてデジタル化が進む中での人間関係の希薄化といった、私たちが現在直面している問題を象徴している。 今回、4名の陶芸家(古賀崇洋、宮下サトシ、今村能章、奥直子)が、ウルトラマンの物語をそれぞれの視点から深掘りし、 人々に投げかけたい問いだったり、希望の光(エール)や、子どものころにウルトラマンで遊んだ記憶を具現化した作品を発表。

Artist / Brand

古賀崇洋

1987年福岡県生まれ。2010年佐賀大学文化教育学部美術・工芸課程卒業。2011年より鹿児島県長島町にて作陶。 2017年より福岡県那珂川町、鹿児島県長島町にそれぞれ工房を構え、現在2拠点で作陶している。 千利休をリスペクトし、あえて相反する美意識として「反わびさび」を掲げる。その作風は、モノの存在感を際立たせるための、 ド派手で豪華な色彩と、無数のスタッズが特徴的。 日本美術・文化の伝統的な造形をアップデートし、現代社会の問題意識などを反映させた作品を制作している。

今村能章

1984年兵庫県生まれ。2003年沖縄県立芸術大学陶芸専攻に入学。窯の中で溶けて変化する鉱物や釉薬に興味をもつ。大学院に進学後、重力の可視化を試みた作品を制作。現在は沖縄にて作陶。少年時代、未確認生物に興味を持った今村は陶芸という土と火のエネルギーを通じて、目に見えない力を具現化しようとしている。彼の創作活動は錬金術師の如く、神聖さと禍々しさが同居しながら展開していく。今村はアートとしての発想とクラフトとしての技術を融合させ、新たなジャンルを開拓することを目指している。

宮下サトシ

1992年東京都⽣まれ。 2016年多摩美術⼤学⼯芸学科陶専攻卒業。 アメリカのカートゥーンアニメーショ ンに影響を受けた宮下サトシの作品は、ビビッドな色彩と、かわいらしさ・皮肉・暴力性などが交じり合う、サイケデリックな世界観が特徴的。アニメ・マンガといったサブカルチャーを取り込み、陶の素材を用いて現代アート作品を制作する「重みのあるカートゥーン」が、今注目を集めている。

奥直子

1988年東京都生まれ。2012年多摩美術大学工芸学科卒業。2014年常滑陶芸研究所修了。現在神奈川県を拠点に制作。『 ”モノでありながら空洞である。” やきもののそういうところが面白いと思っています。やきものは極めて小さなものを例外として、中身は空洞です。目には見えなくとも、空洞はそれの一部であり、さらに私はやきものそのものが空洞(void)であるように認識してきました。制作するうえで、その内側(空洞)の存在を大切にしています。あらゆるモノやコトといった存在は、内と外を含み、また内と外のみならず、相反する複数の要素を綜合しながら成りたっています。やきものはそれらを視覚的に体現している様に感じます。そんなことを思いながら、私はこれといって用途の無い、”エンターテイメントとしてのやきもの”をつくっています。』

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