Programs

xorium

AUTONOMA

期間
5/27 wed. - 6/23 tue.
営業時間
期間中常設
会場
W大阪

「Whatever / Whenever🄬(お望みの物を / お望みの時に)」の理念に基づき、存在そのものを楽しませる工夫としてアーティストとのコラボレーションも積極的に行うラグジュアリー・ライフスタイルホテル、W大阪。昨年は総支配人としてピーター・ルーカスが就任し、「ユニークでアートに満ちた施設の魅力を高めたい」と意欲的な姿勢を見せた。Osaka Art & Design 3度目の参加となる今回、新たなパートナーと共に、体験型アートの新境地を開く。

Osaka Art &Design 2025 出展作品

ひとつの違和感から始まった、創作の軌跡

情報のデジタル化により、世界との距離が急激に近くなった昨今。その膨大な世界と接続する手段が、ディスプレイという限られた窓口に終始している状況に、ひとつのアーティストコレクティブが違和感を覚えた。2017年7月に結成された竹川諒と中村慎吾による「xorium」は、多様なデジタル技術を活用しながら、人や物、環境、社会構造といった身の回りの要素が相互作用し変化する中で、要素の狭間に見えてくる現象や違和感を解釈し、作品へと昇華させている。
今回、彼らが向き合ったのは、制御する世界への違和感である。これまで社会は定められたルールによって、整然と管理されていた。だが、情報が氾濫し、AIが効率化を促し、多様な価値観が交差する現代において、もはや単一の縛りによる制御は限界を迎えている。xoriumは確信した。これからの時代は制御されるのではなく、他者や環境との“関係”の中でこそ生きていく世界なのだと。彼らはその答えを、形を自由に変えながら漂う“泡”の現象に託した。

『AUTONOMA』作品イメージ

弾け膨らみ成長する、泡が描き出す現代の縮図

xoriumが制作において最も重視しているのは、鑑賞者が感覚で理解することだ。言葉による説明を介さずともコンセプトが心に染み渡るよう、素材選びから技法の検証まで幾度も実験が繰り返される。
本作は、水盤型装置から絶え間なく泡が発生し続けるインスタレーションだ。一つひとつの泡は、独立した“個”としての私たち人間を表している。泡は触れ合い、寄り添い、時に反発しながら、やがて一つの大きな流れを形成していく。
蛍光塗料で彩られた泡が紫外線の光を受け、泡同士の境界が鮮明に浮かび上がる様子は、個の関係性から秩序あるネットワークが生み出される現代社会そのものだ。儚く、些細な衝撃で消えてしまう脆さを持ちながらも、空気の変化に合わせて柔軟に形を変え、他者と繋がりながら成長し続ける泡。その姿は、これから発展し続ける世界を私たちが生き抜くための指針となるはずだ。

W大阪とアートが誘う、非日常のひととき

展示の舞台となるのは、独創的な世界が広がるW大阪のアライバルホール。国内外のゲストが刺激的な体験を求めて行き交うステージは、xoriumの作品が持つ流動的なメッセージと見事に響き合う。作家自身も“作品が空間にインストールされる感覚”を強く覚えたというこの場所で、日常の違和感は共感へと変わり、その先にある新たな生き方のヒントへと繋がっていくだろう。

Artist / Brand

xorium

2017年7月に結成されたアーティストコレクティブ。竹川 諒、中村 慎吾の2名で構成し、映像や機械装置、光など、多様なデジタル技術を活用しながら、立体作品や空間演出を行う。

人や物、環境、社会構造といった身の回りの要素が相互作用し変化する中で、要素の狭間に見えてくる現象や違和感を解釈し、作品として表現している。

Gallery

W大阪

2021年日本初上陸、国内唯一のWホテル「W大阪」。心斎橋の御堂筋沿いに位置し、観光、グルメ、ショッピング、エンタメ、ビジネスにも好アクセス。安藤忠雄がデザイン監修した黒い外観と、色鮮やかな内観の対比が遊び心ある空間を生み出す。「目的地となるホテル」として今までにない新しいラグジュアリー体験を提供する。
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大阪市中央区南船場4丁目1-3