名和晃平
彫刻家 / Sandwich Inc.主宰 / 京都芸術大学教授
ウィリアム・メレル・ヴォーリズが建築を手がけた大丸心斎橋店の象徴である“孔雀(ピーコック)”のレリーフ。焼失した初代店舗の再建を願い、当初は不死鳥である“フェニックス”のレリーフをアメリカの会社に依頼。ところが何らかの事情で新たに“孔雀”が提案され、その壮麗でファッショナブルなイメージが採用されました。このエピソードを元に、幻となっていた“フェニックス”を東洋の“鳳凰”になぞらえた作品が生まれました。
トップ画像:
photo / Nobutada OMOTE