新山拓
1975年鳥取に生まれ、東京・埼玉で育つ。2000年現代・墨への挑戦’00秀作賞、2001年多摩美術大学大学院研究科日本画修了、修了制作展(アート・ミュージアム銀座)、2002年小宇宙からの萌画展、京橋画廊、以降各地の百貨店やアートフェアなどで作品を発表。台湾、香港などアジアを中心にコレクターから注目されており、今後さらに評価される可能性が高まっている。
岩絵具を厚塗りすることで岩肌を表現するなど、登山で感じた山の持つ崇高さやエネルギーを描く一貫したコンセプトと、それを表現できる技量を持ち合わせた画家・新山拓による絵画展。
-PRAYER-〈祈り〉
これまで、存在としての山を描き続けてきました。両の眼を閉じて還ることで、存在としての山ではなく、現象としての山を自分の心中線に置くことができました。それに気が付いたとき私は、山を描くことよりも、山に祈る時間が多くなりました。