望月虹太
世界的有名フラワーアーティストに10年間師事し、その後独立。2021年より『花匠集団 七月花壇』を主宰。外資系メゾンブランド装飾や広告撮影などファッションやラグジュアリー分野で活動を広げる傍ら、完全オーダーメイド(受注販売)制の花店を営む。フラワーロスの観点から「捨てられていく植物」のアップサイクルや、再生資材を使用した造花のプロデュースも手掛け、生花・造花のハイブリッドデザインに精力的に取り組んでいる。
GREEN SEEDとは
初夏の大都会に、多様な植物が群生し共存する世界が出現する――。
多くの人が行き交う梅田の街。その中心部を貫くコンコースの天井を、期間限定で彩る巨大装飾「GREEN SEED」。みずみずしく、力強く生い茂る植物に、“人と自然との融合”や“未来への希望”など様々な想いを込めて作り上げたこのインスタレーションは、大阪梅田という都会における「心地よく歩きたくなる空間づくり」=プレイスメイキングの取り組みのひとつであり、コンコースを大阪梅田エリアへの回遊拠点として人と人、人と街がつながり文化を育む場所となることを目指して、2022年にスタート。以来、毎年初夏に展開を続け、通行人たちの目を楽しませてきた。3年目の今年「SEED=種」はついに「大樹」へと育ち、最終章(フィナーレ)を迎える。
第一章「植える・芽吹く」(2022)
ひと粒の「種」から始まる物語
1年目となる2022年、第一章のテーマは「植える・芽吹く」。生命の力強さと未来への希望を託し、新たな文化を育む拠点であるこの地に種を植えた。続く第二章では「根付き、そして育む」というテーマを掲げ、種が芽吹き成長するように、梅田という街への愛着を未来に向けて育んでいくという想いを表現した。
最終章となる今年のテーマは「大樹とともに、また踏み出す」。
「大樹」として成長した“GREEN SEED”がコンコースのシンボリックな象徴として存在し、コンコースが「次への一歩」の「始まり」であり「原点」であることを発信したいという想いを込め、人の夢や希望と繋がるシンボルとなりうるよう、包み込むような四方八方に広がる大樹の根をシンボルとしたインスタレーションになった。
展示の見どころ
第一章、第二章に続いてインスタレーションの監修を務めたのは「日本で一番危険で美しい花屋」『七月花壇』を主宰するフラワーアーティストの望月虹太。廃棄される花や植物のアップサイクルに取り組むなどフラワーロスの問題にも取り組む望月は、今回の装飾でも再生ペットボトルを原料とする造花を一部取り入れ、環境にやさしいインスタレーションを目指した。
天井高9m×通路幅16.5mのコンコースの大空間を埋め尽くす、爽やかなグリーンとアートの共演をお見逃しなく。
望月虹太
世界的有名フラワーアーティストに10年間師事し、その後独立。2021年より『花匠集団 七月花壇』を主宰。外資系メゾンブランド装飾や広告撮影などファッションやラグジュアリー分野で活動を広げる傍ら、完全オーダーメイド(受注販売)制の花店を営む。フラワーロスの観点から「捨てられていく植物」のアップサイクルや、再生資材を使用した造花のプロデュースも手掛け、生花・造花のハイブリッドデザインに精力的に取り組んでいる。
大阪梅田ツインタワーズ・
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